コロナ明け初の海外旅行はメキシコへ。
メキシコはやっぱり遠くて、文化の日の三連休に有給3日を繋げて、なんと3泊6日です。
本題とは関係ないので詳細は省きますが、私はこれまで特にメキシコに行きたいと思ったことはなかったにもかかわらず、なりゆきでメキシコシティ行きの特典航空券をとってしまい、途方にくれることに。
で、さてどうしよう?と思ったとき、みんぱくの
を見て、さらにみんぱくゼミナール「民衆芸術ー ラテンアメリカの人びとの創造力と批判力」を聴講したことで、オアハカという魅力的な街があることを知る。じゃあここに行こ〜。
さらに日程が(偶然)死者の日と重なってるやん!
そこで具体的なことを調べ始めたら、ガイドブックやwebで得られるのはコロナ禍前の情報がほとんどで、実際のところは行ってみないとわからないような……?*1
そこで、今後旅行される方の参考になればと、まとめました。
準備
Duolingo
メキシコは英語が通じないと聞いて、スペイン語を勉強しはじめました。
まずは手っ取り早くDuolingo。次にNHKラジオ講座も。ちなみにDuolingoはわりと南米風発音。NHKはスペイン基準ですが、要所要所で「ラテンアメリカでは〜」という説明が入ります。*2
実際に行ってみると、私が泊まったホテル2箇所には英語で普通にやり取りできる方はおらず、そこそこのグレードのレストランでは英語が話せる人が1人はいる、という感じでした。
けど現地の人は翻訳アプリを日常使いしていて、それでやり取りをしたので、自主的にスペイン語を話すことはほぼなかったです。
米国に隣接しているのにここまで英語をやる気がないのは、やはりスペイン語勢力がそれだけ強大ってことなんでしょうか?
DiDiアカウント
流しのタクシーに絶対に乗ってはいけない、とガイドブックに書いてあるし、メキシコ識者からもアドバイスがありました。
けどオアハカではUberは未対応。DiDiは使えるらしく、渡航前にアカウントを作りました。
しかし行ってみると、対応エリアは市内のみ、かつ車が非常に少なく、配車依頼しても一度も車は見つからず、毎回タイムアウトになりました。
ただこれは、死者の日期間中だったことも影響していたかもしれません。
アエロメヒコのwebチェックイン
ANAにて成田→メキシコシティ到着後、アエロメヒコのメキシコシティ→オアハカに乗り継ぐことに。
Web上の口コミによると、
事実、職場の出張者が乗り遅れたという話も聞きました。
そこで、メキシコシティでの乗り継ぎ時間はかなり余裕をとりました。
そして渡航数日前に、「メキシコ国内線の場合、出発時刻の48時間前からオンラインチェックイン可能」といったことをアエロメヒコの日本語サイトで見ていて、謎の記述を見つけてしまう。
これは普通に考えて、チェックイン操作後、出発予定時刻の24時間前になったら印刷用のPDFか何かが送られてきて、それを紙に印刷して持って行く必要があるように読めるよね?出発予定時刻の24時間前といえば、私はすでに自宅を出発してるんだけど……
けど、48時間切ってから自宅PCにてウェブチェックインしたところ、即座に印刷用画面が表示され、同時にPDFもメールで送られてきました。日本語サイトの戯言は無視して大丈夫です。
海外旅行保険
今回の経路は
関空→羽田
荷物持って自分で移動
成田→メキシコシティ
以降は往路の逆
今回、関空→羽田が勝手に時間変更されたりもして(怒)、羽田→成田間の空き時間がめちゃめちゃ長い。ま、東京で用事があったので、それも済ませられて良かったけど。
私はたいてい、クレジットカード付帯の海外旅行保険。旅程の一部をそのカードで支払うことで有効になるアレです。
しかし、東京で違う目的の旅程にはない地点(たとえば今回は銀座)に立ち寄ったりしてて、保険は有効なのか?と疑問を待ち、自宅→関空だけでなく、念のために銀座→成田のリムジンバスもそのカードで支払いました。幸い保険を使うようなことは無かったですが、この点はちょっと気になるところです。
到着
メキシコ入国
飛行中の睡眠の配分がよくわからないまま到着。成田出発時より、時間がちょっと巻き戻ってる。
心配していたメキシコシティ空港の入国時の混み具合ですが、現在日本パスポートは自動ゲートの対象になっていて、ICOCAで改札を通るくらいの手軽さで入国できてしまいました。
それ以外のパスポートの場合、やはり外国人用ゲートは結構な列になっていました。機内は中国人が多かったのですが、バゲージクレームで彼らと合流することはなかったです。
到着後、ターミナル2に移動。モノレールまで少し歩きますが、サインに従って歩けば大丈夫。
基本的にチケットを持ってる人しかモノレールには乗れないようで、途中でチェックがあります。
と、いうわけで国際線→ターミナル移動→国内線の乗り継ぎは、多めに見積もっても3時間あれば十分では?というのが感想です。
唯一の注意点として、乗る便の搭乗ゲートはモニターを見ればわかりますが、搭乗口や搭乗開始は係員の口頭アナウンスのみ。なので行き先の地名を注意して聞いている必要があります。
SIMカード
ターミナル2での待ち時間にて、両替とメキシコsim カードを購入することに。
これまでたいていクレカで現地通貨をキャッシングしてましたが、昨今の円安対策として、家に死蔵していた米ドル札を両替することにしました。
円がまだまだ高かった頃、ミャンマーに行った際に準備した米ドルの残りなので、今回の旅行ではさほど円安を気に病まずにすみました。
simカードについては、こちらで予習していたのですが、
2023年11月現在、このエリアにTelcelのショップはありません。
大手コンビニOXXOはあったので、そこでチップを買うこともできたと思うけど、こういうのはちょっと苦手なので、その横にあった携帯ショップにて、アクティベーションまでやってくれることを確認のうえAT&Tの35日間有効のチップを購入。明らかに過容量ですが、他に選択肢なかったし、この際auの海外ローミング690円/日より安けりゃOKてことで。
オアハカ空港から市内へ
オアハカ市内までは乗り合いバス(COLECTIVO)で。
ZONA1のチケット115ペソを買って、指定された車に乗る際、行き先を聞かれるので、ホテル名または住所を見せます。
満席になって出発するとき、運転手さんが全行き先を独り言のように復唱していて、このとき、いわゆる 中国人郵便配達問題 を超高速で探索してるわけで、やっぱり人ってスゴイ。
オアハカ0日目
足をどうするか?
ソカロ近くのホテルに到着後、ソカロの賑わいを見に行く。
やたら人だかりができているタコス屋台があって、注文のしかたがわからずしばらくポカンと見ていたら、横にいた人が「あなたもひとつ?この子にもひとつね!」と注文してくれた。美味しい〜。
ホテルに帰って、翌日からの行動の最終確認。
オアハカ滞在2日間で最低限行きたいところは以下。
①アツォンパ遺跡またはモンテアルバン遺跡
②サンアントニオ・アラソラ
③テオティトラン・デル・バジェ
④セントロのメルカドでお買い物
⑤いくつかの墓地(どこに行けばいいのかよくわからない)
位置関係で言うと、①②を一気に回るのが良さそうだけど、ここで問題になるのは①から②への移動をどうするか。
例えばモンテアルバン遺跡への行き方は、検索したらいくらでも出てくるけど、主にセントロ発着の日帰りツアーの紹介。
DiDiを見ても、アツォンパ村あたりはエリア外なので、行ったものの、セントロに帰る車を見つけられるかどうかすらわからない。
そこで宿のフロントへ。
英語はまったく通じないけど、Google翻訳を駆使して真摯に対応してくれる。
いわく、「本来、公共交通でも行けるが、明日は祭日なので難しいかもしれない。もしよければタクシーを手配しましょうか?」
タクシーは300ペソ/1時間とのこと。
現在の円相場からするとちょっと躊躇する金額ですが、私だけ円高なので、お願いすることに。時は金なり。
ここまでで0日目終了。
時差ボケだけど疲れたのですんなり入眠。