ちょっとお買い物に、日帰りか1泊でソウルに行きたいな〜とつねづね思ってました。
同僚も一緒に行くことになり、1泊だと慌ただしいよね…とか言ってるうちに2泊3日に。週末+有給1日です。
というわけで、なんと14年ぶりのソウルへ行ってきました。
飛行機
今回はピーチ で。
関空ーソウルはなんと1日31便ありますが、その第1便がピーチ 。
仁川に9:30着なので、初日から有効に使えます。
さらに機内で空港鉄道AREXの割引き切符も買える。
けどやっぱり仁川は遠いし、そもそも空港が広く利用客も多いので、グズグズしているうちにソウル市内の目的地に着くのは結局お昼になってしまう。
帰りの移動も合わせて考えたら、金浦発着の便も検討する価値あるかも。ていうか次は金浦にしたいかも。
宿泊
宿はAirbnbで。
1泊目は景福宮近くのオシャレ韓屋。
英語ペラペラのお母さんが世話を焼いてくれて、部屋も素敵だったけど、やっぱりちょっと狭かったかな〜。
2泊目は江南のモダンなマンション。
近年はAirbnbを利用することが多いですが、ホストと一切顔を合わすことなく(ホストはタイ在住)、すべてチャットとパスコードで完了するスタイルを初体験。
チェックイン時間前に、荷物だけ預かってもらえないか相談すると、
「キー無しで入れるエレベーターホールに置いて、一報くれたら、メイドが部屋に入れておきます」
とのこと。
メイドさんが部屋の防犯カメラから、私たちが立ち去るのをうかがっている様子がめちゃおかしかった。とことん非接触。
チェックアウト後にゴミの分別に関するメッセージが来て、「え…部屋のゴミ箱そのままで、もうチェックアウトしちゃいました」と焦ったけど、高評価付けてくれてました。
海外の一般的なマンション生活を体験するのも面白いもんです。
お肌がきれい
ソウルに着いてまず感じたのは、みんなお肌がきれい!
白くて艶やかな肌のことをよく「むき玉子みたい」と形容しますが、それどころか水信玄餅みたい。
そりゃ韓国コスメ人気あるはず。
けどコスメなど外的要因だけであれほどまで綺麗になるもんでしょうか。
気候、食生活、そして生まれ持った遺伝子がすべてなんじゃあ…
そんな私が今回買ったのはドミナクリーム。
ハイドロキノン4%配合の美白・シミ取りクリーム。
色んな方のブログで見る限り、おそらく最安値のチョンノ5ガ 薬局通りボリョン薬局で₩38000。
さて効果のほどは…?
あと、日本のナウなヤングに人気らしい、3CEのポーチを購入。
東大門でお買い物
今回の渡韓の目的のひとつが東大門ショッピング。
韓国モード系セレクトショップで、東大門で仕入れていると聞いたから。
やっぱり昔も今も東大門なんや…
生地市場
春夏用の単衣着物を作るつもりで、まずは綿レースの生地を探しに行く。
東大門市場で生地を買った方のブログもたくさんあって、みなさん詳しく書かれていますが、私が一番わかりやすかったのはここかな。
気をつけるポイントは
- スワッチを見て注文後、倉庫から届くまでそこそこ時間がかかる
- 単位は生地幅→インチ、用尺→ヤードなので、事前に計算しておくとスムーズ
- スワッチに混率が記載されていない店も多いので、素材名の韓国語を調べておくと便利*1
- 公式には土曜日の午前は営業となっているけど、平日に比べて開いている店はかなり少なめ
待ち時間についても、色々なブログに書かれています。
私の場合は、金曜日の15:30頃に注文して、「30分待って」と言われたけど、その後の予定がつまっていたので、翌日の朝取りに来る旨を伝えて、10:00頃に受け取りました。
しかし思わぬオチがあって、
最初このスワッチを見て気にいって、同じ柄で綿か麻があるとのことだったので、麻を注文。
現物を受け取って見てみると、なんとタテ柄でした。
おーい、地の目は重要やで!
でもこのお店は、綿や麻の凝ったレース生地が豊富でおすすめです。
夜の部
言わずと知れたナイトショッピング。
色々まわるのは体力的に無理なので、apM PLACEに集中することに。ちょうどセール中でめちゃめちゃ賑わっていました。
小売不可・セール時は小売可など諸説ありますが、値段表示もあったりなかったり、店内も自由に見られるところや「ここはサンプルなのでダメ」と言われたところなど、正直よくわかりませんでした。
結論としては、東大門は広すぎ・多すぎで、あの中をあちこち見てまわるくらいなら、弘大やカロスキル、または日本のセレクトショップで、プロのバイヤーの目で選ばれたものの中から、自分好みのものを探すほうがきっとお得…。
スパ
韓屋のバスルームが狭かったので、一日の終わりはスパで。ガイドブックにも載ってる東大門の有名店。
システムは日本のスーパー銭湯と同じ。
よもぎ蒸しも初体験。
不思議な感じでしたが、ともかく下半身を温めるのは良いんだろうな…と。
それより、あの袋をかぶってる間、アジュンマがジュースやゆで卵(アジュンマの私物?)を「はい、アーン」なんて、やたら世話を焼いてきたことが韓国ぽい…て思いました。
タクシー
韓国のタクシーは、昔から良い印象しかありません。
運転手さんがみんなやけにいい人で、日本人が珍しかった時代には、いろんな人情エピソードがあったり、「お金はいいよ」と料金を受け取ってくれないことも頻繁にありました。
今回のタクシーでの出来事は…
英語がわからなくてごめんよ
お店など行き先の住所を見せると、さっとナビに入力してくれるので、どこへでも行けます。
けど注意が必要なのは、Google mapなどアルファベット表記になってるやつ。
↑これを見せたところ、厄介なことに。おっちゃんは色々試してくれたけど、ハングルじゃないとナビに入れられない。*2
慌てて再検索して、ハングル表記になってるところを見つけて、やっと出発できることに。
けどまあ私だって、いきなりアルファベット表記の日本の住所を見せられて、そこに行けるかっていうと…
だけど走行中、運転手さんはずっと「英語がわからなくてミアネヨ〜」っておっしゃってて、こちらこそとっても申し訳なかったです。
Uber大活躍
以前、インドに行った際に、Uberが大変便利でした。
でも韓国では、(日本と同じく)ハイヤーを呼ぶことになり、割高で利用価値なし、と個人の方の旅行ブログで見たので、そっか〜くらいに思ってました。
実際、街のあちこちにタクシー乗り場があるし、流しのタクシーも簡単につかまえられるし、Uberの存在自体、忘れてました。
しかし東大門の夜。
ナイトマーケットからのスパで、帰途についたのは深夜2時頃。
地下鉄は終わっていて、路上で客待ちしていたタクシーに行き先を告げると「₩30000」と言うので、メーターは?と言うと「こんな時間に、近すぎるので、メーターで行く運転手などいない」だって。
困った。
でも、こんなときにUberだ!と閃きました。
ハイヤー(支払いはクレカのみ)だけでなく、一般タクシー(現金のみ)も呼べます。
到着済みなのに見つけられなくて焦ってたらコールがあって、「どこ!?」「◯◯の前にいます」「なんだ反対側か!よし、そこでキダリセヨ〜」と言った途端、すんごい勢いでバック&Uターンしてるのが表示されて、めちゃ可笑しかった。
もちろん行き先も伝達済みなので、超スムーズ。
というわけで、韓国によく行く人はすでにカカオタクシーとか使ってるかもしれないけど、多くの国で汎用的に使えるUberは韓国でも有用です。
というか、いまの時代もまだ、あんなぼったくりタクシーって健在なんや…
机の脚が折れるほど
2日半で食べたのは以下。
いずれも有名店で、いまさらグルメレポートは必要ないと思うので、自分が事前に知りたかった混み具合などの情報を書いてみます。
◾️開城マンドゥ「宮」
金曜日 13:00頃訪問
混んでいたけど空席はあり。地元客と観光客で半々。
◾️2Dカフェ「cafe 延南洞 239-20」
金曜日16:00頃訪問
混んでいたけど空席はあり。地元客と観光客で半々。
◾️韓定食「青受亭」
金曜日 20:20頃訪問
客は1組のみ。私たちの滞在中もう1組来店。いずれも地元客。
ここは予約が必要かもと、数日前に日本から国際電話をかけたけれど、「◯◯は1番」みたいな音声案内が流れ、まったく聞き取れなかったので(笑)断念した経緯があります。
◾️パッピンス「小赤豆」
金曜日21:15頃訪問
混んでいたけど空席はあり。ほぼ地元客。
土曜日12:30頃訪問
混んでいたけど空席はあり。
◾️韓式カフェ「金氏夫人」
土曜日15:00頃訪問
ほぼ満席。地元客。
◾️焼肉「大峙精肉食堂」
土曜日20:00頃訪問
客は1組のみ。地元客。
日本でもよくあるような、絵に描いたような「焼肉店」ですが、特筆すべきは、今日の日本では食べられないユッケがあること。
美味しいのはもちろん、視覚的なインパクトも大。
◾️さつまいもアイス「招福 仁川空港店」
日曜日14:30頃訪問
コグマアイスはsold out
第3次韓流
私の韓国との出会いは、1997年の中国留学時、寮の二人部屋で韓国人とルームメイトになったこと。
その翌年に初めて韓国に行ったときに、人気デュオ Panic と、人気インディーバンドCrying Nut のCDを購入。
これがきっかけで韓国にどハマりしました。
その後、2000年にイ・ジョク(当時GIGS)の入隊コンサートに行ったことでなんとなく気が済んで(?)、それ以来、韓国からは遠ざかっていました。
いま思えばこれが第0次韓流。
当時から、日本のタワレコやHMVなどにも韓国歌謡、ロックのCDは豊富にあって、一定のファンはいました。*3
2005年にCrying Nut 除隊コンサートのため5年ぶりに渡韓。
時はまさに第1次韓流。
街には日本人と日本語が溢れ、私が知っていたソウルとは様子がまったく違っていました。
このとき一番驚いたのは、テレビで安達祐実の「家なき子」を日本語のまま放送してしていたことです*4
2002年の日韓W杯以前は、日本語コンテンツに関する規制はかなり厳格で、中国時代の友人への手土産にJ-POPのCDを持って行ったりしていました。*5
今回ソウルから帰ってきたとき、意外にも何人もの人から「大丈夫だった?」と聞かれました。
日本製品不買運動の様子を、テレビのニュースで盛んに放送していたそうです。
だけど、かつて日本語が禁止され、なにかというと日章旗を焼き、日本人女性が旅行するのが珍しかった時代に、行く先々で市井の人に暖かく迎えてもらった経験に比べると、不買運動なんて、新鮮さがまったく感じられませんでした。
そんなことよりいまは第3次韓流で、ピーチ機内も若い女性で満席。
私も彼女たちのインスタを大いに参考にさせてもらいました。
ちなみにcrying nut もイ・ジョクも、現在では1〜2年に1度のペースで日本公演を行なっています。