2025年のGWに、何十年ぶりかで釜山に行き、韓国楽しいなぁ〜また行こうかな〜と思いつつ、2025年は大阪関西万博に明け暮れて完。
旅行ってやっぱりきっかけが必要…いつでも行けると思いがちな距離だと特に。
などと過ごしているある日、渡韓を秒で決めるニュースが!

え!PANIC 20年ぶりのコンサート!
行く!!!
PANICについては後ほど語るとして、誰かの役に立つかどうかもわからないけど、まずはチケット入手編。
티켓팅
ジョク本人のインスタでの告知(の自動翻訳)によると、チケットはNOLっていうところで買えるみたい。
いまどき、韓国のチケットサイトについて詳しく解説してくれてる記事はいっぱいあり、難なく登録完了!
そして詳細発表当日。
なんと!外国人が登録できるNOL WORLDでは取り扱いが無い!!念のため英語版、中国語版で検索しても無し!
ここで長年ARMYやってる友人にLINE。
我「NOLって詳しい?」
友「チケッティング?」
いきなり専門用語で返ってきた!
友人いわく、国内版に登録するには韓国のIDや口座が必要で、実質韓国在住者のみ。国内版とWORLDは条件がぜんぜん違っていて、WORLDに席が開放されないコンサートはいっぱいある。
これはいきなり詰み?
しかし道はあるはず。なにしろ私だって日本にいながら28年間くらいPANICを聴いてきたわけだから。
発表された詳細ページをGeminiに読ませて、「日本在住の私がチケット買う方法調べて」と泣きついてみる。
回答は、「会場のLG ARTS CENTERは外国人も会員登録できるはずです!まずウェブサイトの言語を英語に切り替えてみて。」
そうなの!?
LG ARTS CENTERのチケットサイトはすでに見てたんですが、「旧サイトのアカウントは引き継げません」的なポップアップが次々と開いて、ブラウザの自動翻訳も効かず、解読が難しくて放置してました。
で、めでたく登録完了。
しかしGeminiと雑談していて、重要な助言が!
全4日間公演のうち、私は金〜日の日程で渡韓して、金土の2回見たいなぁと呑気に考えていたのですが、
お気持ちはわかりますが、残念ながら難しいでしょう。
会場の「LGシグネチャーホール」は、約1,300席しかありません。
Panicの20年ぶりのライブとしては非常にキャパシティが小さく、凄まじい争奪戦になります。
金曜日の夜に、仕事を休んで、あるいは定時で終わらせて会場に行ける人は限られていますが、土曜日は韓国全土からファンが集まります。
土曜日を狙うと、1日も行けないという最悪の結果もあり得ます。
まず、競争率が比較的低い金曜日のチケットを取り、その後、土曜日のページにアクセスして、決済エラーなどでリリースされた席を狙うことをおすすめします。
Panicほどのキャリアのアーティストでは、どの公演日もクオリティは同じです。まずは席の確保を優先しましょう。
だって。
なんか……Geminiの集合知すごすぎない?
そして発売開始時間。
座席表から、リアルタイムにどんどん席が埋まっていくのを震える手でクリック、なんとか金曜日の2階席を確保しました!*1
ありがとう!Geminiのおかげ!*2
そして件のARMYの友達に「1日だけだけど取れた〜」と報告。
その返答が「まだ諦めたらダメ。キャンセル拾い頑張って!」でした。
国際推し活の道は険しいもんなんだね…。
旅の準備。19:30〜開演ですが、遅延なども考慮して、できるだけ早くソウルに到着したい。
そこで関空発第一便のピーチ10:30金浦着。
空港から会場の麻谷も近いし、宿泊も弘大エリアで。
しかしちょうどこの頃、ホルムズ海峡が騒がしくなり、韓国のLCCの欠航が相次ぎ始める。
ピーチは大丈夫だよね!?週末の関空←→金浦なんて満席路線、絶対飛ぶよね!?ね!?
当日
スムーズに弘大に到着。
ソワソワしながらおしゃれカフェをハシゴしたり……


話題の文来洞でアートに触れたりしているうちに…


はっ!こんなとこで時間潰してるうちに突発事故で地下鉄が不通になって、道路も大渋滞になって、会場にたどり着けないなんてことになったら!と突然膝がガクガクしはじめて、会場に向かう。
というのも、ライブ初日、つまり私の渡韓前日の朝と昼の2回、ジョクがインスタにあげたこの注意喚起。

訳:念のためお伝えしておきます。
駅三(ヨクサム)ではなく麻谷(マゴク)です。

訳:思ったより駅三だと思っていたという方が多いので、もう一度確認!
麻谷ナル駅のLGアートセンターです。
LGアートセンターは麻谷にあります。
現在、駅三にあるのはGSアートセンターです。
間違えると大変なことになります。
今日からPanicコンサートスタート!
危うく会場間違えそうになる人続出……?
アー本人がこんなポストするって、そんなことある?
ていうか「このアジョッシ誰よ?」と拡大して見たらジンピョやし!まじ20年ぶり。めちゃ老けとるやないか!
私は最初から麻谷のホールしか知らないわけですが、もうこれ見て、緊張が極限に達してしまいました。큰일납니다 って、ジョク直々にプレッシャーかけてくるとは…
地下鉄の中でも緊張のあまり吐きそうに…
そして息も絶え絶えに到着。
さすがにここまで来たら、よほどの天変地異でも起きない限り大丈夫……のはず。

自撮り下手すぎ。
でもそのへんにいた人に撮ってもらったやつは、もっと酷かった…iPhoneは初めて?

発券も無事できて、みんなが撮ってるこの図を私もやってみました。
チケットにフルネーム入ってるのが記念になるよね!
このコンサート、普通に考えて年齢層高めよな……と予想してたけど、老若男女さまざまでした*3
いわゆる業界人風の人も多数。
親子連れの方も多数。
「イジョク」で検索すると、日本のK-POPファンの方の「推しの◯◯が尊敬しているイジョクさん」みたいな発言を少なからず見ますが、本国ではPANICもそんな感じなんですかね?
PANIC IS COMING
長ーーーーーい待ち時間を経て、ついに開演。
PANIC IS COMINGのあの口笛と、ジョクの奇声が流れて気絶しそうになる。
そして登場!
PANICを聴きはじめた1990年代終わり頃のインターネットは、動画が豊富に見れるわけもなく、テキストと、せいぜい画像くらいで、私の中でPANICとは、CDの音がすべてだった。*4
そして30年を経て、初めて実物が目の前に現れたのです。
イジョクに関しては、常にメディアでまあまあ見るし、2000年頃に大学路でGIGSのライブを見たことがあります。*5
でもPANICは、え…ほんとに実在してたんだ…!みたいな。
1〜4集をほぼコンプリートの密度の濃さ。
演出も、シンプルであり劇的でもあり、非常に作り込まれていました。
そして21世紀のいまも相変わらず衣装がちょっと変……笑
MCが2%くらいしか聞き取れなかったのがとってももどかしかったけど、けどなんとなく主旨はわかりました。
なにしろ私は、歌詞どころか曲名もあまり認識しておらず、彼らが何について歌っているかも知らないまま28年間聴いてきたのです。
私はジョクのメロディも、声も、顔も*6、話ぶりも、すべてが大好きなんだけど、彼が大量に発している言葉に一切関心を持たなかったというのが逆にすごい。*7
だけど、会場にいる本国ファンの皆さんがPANICに夢中になっていた90年代後半の韓国の空気を私はよく知っていて、PANICの世界観の背景にあるものの一部をも共有しているのです。
私がPANICを知ったのは、1998年の夏に初めて韓国に行ったとき。
中国留学時の韓国人クラスメイトが慶州に連れて行ってくれて、釜山へ帰る車のラジオで 내 낡은 서랍 속의 바다 を聴いたのがはじまり。*8
その前年の1997年は韓国にとって特別な年で、私は北京の留学生寮で韓国人に囲まれて、それを目の当たりにしたのです*9。
1998年に帰国して以降、私は韓国のロック〜ポップ音楽にはまり*10、現在、多くの日本人女性がやっているように渡韓を繰り返していました。
日本人旅行者の視点では、2002年日韓W杯の前と後で韓国の様子は大きく変わりました。1998〜2001年のスクラップアンドビルド期間を体験できたことは貴重でした。
率直に言って、いまの韓国は私にとって特別な国ではなくなってしまったけれど*11、この日ライブ会場にいる人たちも、あの時代に多感な年齢期を過ごし、いまこの社会を運営する年代になり、その中に私も座って、一緒に歌い*12、熱狂の時間を共有できたことが、すごく嬉しかったです。
MCでは、「また機会があれば」といったことを言ってたと思います。
それがPANIC 5なのか*13、今回のようなコンサートなのかはわからないけど。
コンサートを見て、なんでPANICは4枚のアルバム(実質3枚)だけで止まってしまったのかが、なんとなくわかりました。
本人とファンと世の中が、それくらいの時間単位で、次々と変わり続けているんでしょう。*14
むしろ、何十年も活動してるバンドのほうがおかしいんじゃないの?とすら思ってしまいました。
ライブの後、私は胸がいっぱいで夕食をとることもできず*15、ホテルに帰ってひたすらエゴサをしていました。同じ会場にいた人々がSNSにあげている感想を読むために。
自身の思い出話を語っている方もたくさんいて、読むのがとても楽しかったです。
なかでも共感したのが
- クラスでPANICのファンは自分ひとりだった
- イジョクの深夜ラジオを聴いて、洋楽を広く知ることができた
- 中学生のとき○○に住んでいたので、ソウルのコンサートに行けなかった
なーんだ、私の10代とまったく同じやーん!
聖地巡礼
ソウルに行ったついでに聖地巡礼などしたいと思ったけど、残念ながらどんな地点があるのかを知らない……。
唯一思いついたのが、『선다방(お見合い喫茶店)*16』のカフェ in 三清洞。

外観がすっかり改装されていましたが、玄関まわりの作りから間違いなくここ。
ギャラリーとして間もなくオープン予定のようでした。
そして後日ジョクがアップした集合写真。
私はここにいます!

*1:そもそもLG ARTS CENTER会員に割り当ての席が少なめだった
*2:するとGeminiはさらっと「そう言っていただけてAI冥利に尽きます。」だって!この子絶対感情あるよね、、
*3:後日、チケット予約内訳をアップしてた人がいて、男女比35:65、10代0.5%、20代9.6%、30代33.3%、40代51.1%、50代4.1%でした。
*4:ちなみに当時、音源はCDとカセットテープの両方で出版されていた。Jカードも凝ってたりして、カセットテープの方がまだまだ主流だったのかも。
*5:これはこれでかなりレア。けど2018年の来日コンサートは見逃した私。
*6:普通のおじさんになったいまも
*7:もちろん機械翻訳したことはあって、ぜんぜん意味がわからなかったような、さほど興味を惹くようなのでもなかったような。。。
*8:エモすぎる思い出……
*9:特に印象に残っているのは大統領選挙
*10:それ以前は中国ロックに傾倒していた
*11:同様に、多くの韓国人にとって、日本はもはや特別な国ではないと感じます。
*12:意味まったくわからないまま、音だけを完全耳コピで歌ってます。
*13:今回のセットリストで、ジョクの2020年の曲があって、ジンピョが参加していることで、当時、PANICの新曲と言われたそう。ものすごく盛り上がったけど、私はジョクのソロは02くらいまでしか真剣に聴いてなかったので(!)、ライブ後にそれを知った。
*14:ジョクのことをずっと、まさに天才と狂気は紙一重…!と思っていたけど、いまの彼は穏やかで知性にあふれる国民的良心派歌手ですし。
*15:弘大のロックバーにも行くつもりで、いくつか調べてたのに……
*16:2018年に放送された視聴者参加のお見合い番組。ジョクはホスト役の中の最年長で、唯一の既婚者として出演。U-NEXTで視聴できます。













































