meiguiyouxiangのひとり旅

会社員が、週末+少しの年休で旅行しています。たいていひとり旅です。

厦門〜土楼〜コロンス島 [4日目]

11/25(日) インスタ映えを探せ!

起床後、朝食のためホテル周辺の中山路歩行街をウロウロ。

昨夜、BRTの駅からホテルまで歩いているとき、あちこちで「花生汤」の看板を見て、あれを朝ごはんにしようと決めていました。

路上の屋台で花生汤と、油条が売り切れだったので揚げドーナツ的なのをテイクアウト。

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花生湯

これがびっくりするくらい美味しかった!

ピーナッツを柔らかく、ほんのり甘く煮たお粥みたいなの。

というか、今回の旅で一番美味しかったのはたぶんこれ。

 

バスで厦門大学へ

厦門大学は人気の観光スポットらしく、入場制限しているので、事前の予約が必要です。

でもそれは授業のある平日のみ。地球の歩き方や皆さんの旅行記によると、土日は予約不要とのこと。

正門前には観光客の団体が集合写真を撮っていたりして、ごった返しているのをかき分けながら門にたどり着くと、、、がーん、通年予約が必要って!?それもちょうど1ヶ月前に変更になってる!

微信厦門大学をフォローして、予約するシステム。

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二次元コードを読みとり、予約フォームを見てみると、身分証明番号の入力欄があったので、門衛に「私は外国人なのですが、これは?」と聞いたら「パスポート番号だ」そして「いま予約しても今日は無理だぞ」と言われる。

昔、中国には外国人料金というのがあったけど、同時に「外国人なんです」「このために日本からわざわざ来たんです」と泣きつくと、色々なところで特例が認められたりもしたもんですが、そんな手が通用する時代はとっくの前に終わりました。むしろ、事前に微信で予約とか、外国人に門戸を閉ざしてるよね!

 

それにしても、厦門大学の何が、こんなに参観者を集めてるんでしょうか?どこの名門大学もこんな観光スポット化してんの?

かくいう私も、よくわからずとりあえず行ったわけですが、いちおう大学の専攻は中国文学で、卒論は阿Q正伝の精神勝利法についての考察だったので、魯迅が教鞭をとった厦門大学を参観するのにふさわしい旅行者だと自負してるんですが、予約がないので入れません。

てか魯迅厦門大学に5か月ほどしか勤務してない(厦門にあまり馴染めなかった)のに、魯迅紀念館まで建てているとは、なかなかのやり手。

 

おしゃれエリア沙坡尾〜民族路

大学近くのおしゃれカフェエリア、沙坡尾に。

まだ朝が早いのでおしゃれ雑貨屋などは閉まっていたのですが、インスタ映えするウインドウの前で自撮りするおしゃれ女子がわんさかいました。

 続いて沙坡尾から民族路を歩いてホテル方向へ。

このあたりは、華南特有のアーケード付きの洋館が並んでいて、その中に意識高い系?の自家製ロースティングコーヒー店もちらほら。

ランチは有名な乌糖沙茶面を。今朝の花生湯といい、優しい味わい…福建小吃いいなあ。

 

コロンス島へ。ここでも予定通りにいかず

ホテルに戻って荷物をピックアップして、コロンス島へ行くべく东渡(邮轮中心码头)へ。タクシー捕まえんのめんどくさいのでバスで。

どの方の旅行記にも、コロンス島行きのフェリーの混雑具合は恐ろしく、しかし外国人は予約ができないので、旅程が決まり次第まずチケット購入を!と書かれています。

だから私も、厦門大学からフェリーターミナルに直行して、まずチケットを買うべきだったんだろうけど、でも私の考えでは、日曜日の午後から遊びに行く人なんてそんなにいないんじゃないかな…とにかくチケットのために行ったり来たりすんのは面倒だし、厦門市内散策にどれくらい時間をかけるかは、歩いてみなくちゃわからないんだから、何時のチケットを買えばいいかもよくわからないし。

この日の日没は17:20。この時刻までに着いて、日光岩の頂上で夕陽が沈むのが見れたらいいや…なんて軽く考えてました。

しかしながらフェリーターミナルに着くと、なにこの長蛇の列。考えが甘かった!

ようやく買えたチケットは2時間後の内厝澳埠頭行き。いまから厦門市内のどこかに行くにも中途半端…

とりあえず、空港バス乗り場の下見に行くことに。

翌日、コロンス島からここに帰ってきて、空港に直行するので、絶対に、ここまでの旅程で犯してきたような失敗、計画変更は許されないですから。

でもそれらしき掲示が無いので、案内所で聞くことに。なんか中学生のボランティア女子が座ってる案内所があったので聞いてみると、2人で顔を見合わせて「バス乗り場はあちらです…」と自信なさげな答えで、そちらに行ってみると、それは普通の市内バス乗り場。

うーん。

さらにウロウロしていると、おっさんが「どこに行く?」と話しかけてきたので、空港バス乗り場はどこですか?と聞くと、「遠いぞ。何時の飛行機だ?間に合わないぞ」と言うので、「あなたは…?」と聞くと、「俺は運転手だ」と。

いや、いいです、今から空港に行くんじゃないので、と立ち去ると、それでも背後から「いつだ!予約すれば迎えにいくぞ!」と叫んでる。

日頃、中国全土でタクシー捕まえるのがあんなに難しいのに、こいつはなんで余ってんの?て感じ。

いったんターミナルに戻る際、あの中学校ボランティアの前を通らなくちゃいけなくて、なんか気を遣う…(小心者)

さらにウロウロして、ターミナルの警備員を見つけて聞くと、しっかり教えてくれた。バスは20分毎で、有人の切符売り場がそこにあることも確認。

そうこうしているうちにフェリーの時間に。

乗船時、人民のみなさんは身分証明証をタッチしていた。私はチケットとパスポートを係員に見せる。

しばしクルーズ。

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ようやくコロンス島に上陸。

島の中央あたりにある宿まで、GPSが無ければ到底たどり着けなかったと思います。

宿に着くや否や、突然どしゃ降りの雨。日光岩どころではない。

今日の宿はコロニアルな洋館をリノベしたおしゃれなところ。家族経営らしく、フロントの兄が私のパスポートを見て、

 兄「これお前が欲しいやつじゃないのか?もらっちゃえよwwww」

 妹「ほんとだ!www」

って盛り上がってて、なんでも日本が大好きで、留学する方法を模索中とのこと。

そういえば、フロントにも日本語の音楽が流れてました。*1

 

だけどここで問題が。

Booking.com では、銀聯カード可となっていたのに、使えないとのこと。

帰国前日の夜に余分な現金なんて持ってないので、ATMの場所を教えてもらい、この土砂降りの中、夕食がてら現金を下ろしに行くことに。ますますBooking.com の利用価値に疑いが。

相変わらずあまり食欲がなく、ひとりでレストランに入る気にもならなかったので、小吃をテイクアウトすることに。

厦門名物「土笋冻」を食べたいと思ってたのだけど、もともと見た目がグロイ上に、見るものすべて、おばあちゃんが路上に座って、家で作ってきたのを売ってる感じで、えええ、それって雨水入ってないですかね?みたいな。

明日もう帰国だしなんとかなるかも…いや体調悪いときにあれはあかんやろ…を天秤にかけた結果泣く泣く諦めて、「金包銀」という豪勢な名前の饅頭と、マンゴーをテイクアウト。

w-foods.com

宿のコロニアルなテラスでのんびり食べる。外は怖いくらいの豪雨だけど。

 

就寝時にまたもや問題発覚。

テラスの扉の鍵が効いてない。これでは外から押したら簡単に開いてしまう。

扉とベッドの間にスーツケースを置くことで対処。角度をいろいろ工夫したりして。

決して貧乏旅行をしているつもりは無いのに、海外で鍵の甘い部屋って意外と多くて、その度にあれこれ知恵を絞るはめになる。

 

*1:だがそれが誰の曲なのかが私にはわからなかった。JーPOPやアニメ、ゲームに疎いため、日本好きの外国人の皆さんにいつもがっかりされる私